こんにちは。Enememoの加藤です。
当社では、工事会社や設備会社の皆さまと連携し、お施主様への補助金提案から採択後のフォローまでを一貫してサポートしています。近年は特に、「補助金対応を外部に任せることで、本業に集中したい」というご要望が増えています。
今回は、全国展開されている空調施工会社様との連携事例をご紹介します。5件の補助金申請すべてで採択を実現し、累計採択額は1億9,700万円。長期的なパートナーシップを通じて、会社としての競争力向上にも貢献しています。補助金対応と本業の両立に課題を感じている工事会社・施工会社の皆さまの参考になれば幸いです。
はじまりは「試しに聞いてみよう」という問い合わせから
ご縁のきっかけは、当社のホームページへのお問い合わせでした。当時、この空調施工会社様が抱えていた課題はシンプルなものでした。「設備更新における最適な補助金が見つけられない」というものです。補助金の存在は知っていても、自社の案件に最も適した制度を特定することが難しく、「試しに聞いてみよう」という軽い気持ちでのご連絡でした。
実はその以前に、当社からも補助金の説明と連携のご提案をさせていただいていました。そのタイミングで「申請経験のある補助金の種類が多い」「把握している制度の幅が広い」という点を評価していただいていたことが、ホームページからのご連絡につながったと後にうかがいました。
「補助金に関する相談先」として第一想起していただけていたこと。これがパートナーシップの出発点となりました。
なお、担当者様がホームページからお問い合わせを決めた理由には、知識面だけでなく「一緒に仕事をしてみたいと感じる人柄だった」という点もあったとのことです。補助金の専門知識はもちろん大切ですが、長くお付き合いいただくパートナーとして「人として信頼できるか」も重要な判断軸になると改めて感じました。
初回採択で確信した「独自のノウハウ」
最初に一緒に申請した案件で、担当者様が強く印象に残っているエピソードがあります。それは、自社で以前に申請して落選した補助金に、いきなり採択されたという体験です。
「募集要項には記載されていない採択のハードルラインがある。それを超える工夫がされている」
担当者様はそう感じたとおっしゃっています。補助金の審査には、公開されている要件を満たすだけでは越えられない「見えない壁」が存在します。どれだけ丁寧に書類をそろえても、審査の傾向や重点ポイントを理解していなければ、採択には届かないケースが多々あります。当社では、制度の趣旨や過去の審査傾向を踏まえた独自の採択戦略を構築しており、それが結果に直結しました。
「自社申請で落ちた補助金が、初回から採択された」という体験は、この会社様にとって大きな確信となりました。この初回採択の経験が、継続的なパートナーシップの強固な土台となっています。
年2〜3件の相談が続く理由は「全件採択」という実績
その後、この空調施工会社様とは年に2〜3件のペースで補助金申請の相談をいただいています。そして現在に至るまで、すべての案件で採択を実現しています。5件・累計1億9,700万円という数字は、その積み重ねです。
継続いただいている理由を尋ねると、答えはシンプルでした。
「今まで補助金に落ちたことがないから」
これだけです。全件採択という実績が、次の相談につながる。そのシンプルな積み重ねが大きな成果に結実しています。さらに、「Enememoさんに任せておけば補助金は採択される、おまけに補助金に割く時間を本業に充てられる」という言葉が、継続のもうひとつの理由を表しています。
補助金は制度が毎年少しずつ変わります。同じ補助金であっても、前年とは審査の重点が変わっていることも珍しくありません。当社ではその変化を継続的にキャッチアップし、案件ごとに最適な申請戦略を組み立てています。パートナー企業様が「毎回一から調べ直す」という手間を省けることも、継続いただける理由のひとつではないかと感じています。
採択精度を高める「省エネ率計算サポート」
当社との連携で特に評価いただいている点のひとつが、省エネ率計算のサポートです。補助金申請においては、省エネ効果を数値で示すことが求められます。この計算を自社で行うと、専門知識が必要なうえに、より効果的な計算方法を見落としてしまうケースも少なくありません。計算方法によっては、補助要件を満たす省エネ率に届くかどうかが変わることもあります。
この会社様との連携では、申請検討時に自社で計算した内容をレビューし、さらに採択に有利な計算方法を提示するというサポートを継続しています。「エネルギー会社で培ったノウハウを持っている人が多いため信頼できる。引き出しも多い」という評価をいただいています。
当社のメンバーにはエネルギー分野の専門家が揃っており、机上の計算だけでなく現場の実態を踏まえた実践的なアドバイスができることが、この評価につながっていると考えています。省エネ率計算は地味な作業に見えて、採択の可否を左右する重要な要素です。
「補助金を使える会社」という明確な差別化
補助金との連携が生んでいる価値は、申請業務の効率化だけにとどまりません。お施主様への提案段階から、明確な差別化要素として機能しています。
近年、空調工事会社をはじめとした施工会社では人手不足が深刻化しています。そのため、補助金対応を断っているケースが業界全体で増えているのが実態です。「補助金を使いたいけれど、工事会社に断られた」というお施主様の声も珍しくありません。
一方で、この会社様は「補助金申請から工事まで自社で完結している」ようにお客様から見えます。実際にはEnememoが申請業務を担っていますが、お客様の目線では「補助金ごと任せられる工事会社」として映るのです。競合他社が補助金対応を断っている状況の中で、補助金提案ができることは極めて強い差別化要素になっています。
「最近は工事会社も人手不足のため、補助金申請を断っているのが通例。一方で当社は補助金申請から工事まで自社で完結しているようにお客様に見せることができる」というお言葉は、Enememoとの連携がビジネスモデルとして機能していることをよく示しています。
採択後も続く「伴走支援」
補助金申請における当社の役割は、採択通知が届いた時点で終わりではありません。工事完了後には、補助金執行団体による現地調査が行われます。検査員からの質疑に対する準備や対策についても、当社が一緒に取り組んでいます。「補助金工事後の現場調査や検査員からの質疑応答の対策を一緒に考えてくれる場面で、伴走していると感じる」とおっしゃっていただきました。
「お施主様への提案から採択後のフォローまで一緒に走ってくれる企業はなかなかない」という言葉は、当社の取り組みを端的に表していると感じています。補助金は採択がゴールではなく、工事完了・効果確認・事後調査への対応までが一連のプロセスです。その全体を見据えてサポートできることが、長期的な信頼関係につながっています。
補助金対応を外部に任せることの本質的な価値
この会社様からは、補助金対応を内製化しないメリットについて、非常に本質的な指摘をいただいています。
まず一点目は「補助金の細かな内容やハードルを把握しなくて済むこと」です。補助金は年々少しずつ内容が変わります。その変化を継続的に追いかけること自体が、担当者にとって相当な工数を要します。専任の担当者を置けるような規模の会社でなければ、対応が難しいのが現実です。
二点目は「書類作成の時間が不要なため、本業である工事に集中できること」です。補助金の書類作成は、慣れていないと想像以上に時間がかかります。その時間を本業に向けることができるのは、生産性の観点からも大きなメリットです。
さらに踏み込んで、自社で対応しようとした場合のリスクについてこんな言葉をいただきました。
「補助金に不慣れな人間が対応すると、時間ばかりがかかってしまう。補助金コンサル料金を受け取れたとしても、1人工あたりの売上は本業の工事費用の比ではない。コスパの悪い分野に人を割くことがリスクだ」
これは多くの工事会社様に共通する課題ではないでしょうか。補助金対応を「やったほうがいい」とわかっていても、社内リソースを割く合理性が見えにくいというジレンマ。その答えのひとつが、専門会社への外部委託です。
補助金対応はEnememoに任せて本業に専念する。この選択が、限られた人員で高い競争力を維持するための現実的な解になっています。
「結果と時間を生み出すパートナー」として
この会社様からいただいた一言が、当社の目指す姿を端的に表しています。
「結果と時間を生み出すパートナーとして、これからも変わらずに付き合い続けていきたい」
「結果」とは採択実績であり、5件・累計1億9,700万円という数字です。「時間」とは、補助金対応から解放されることで生まれる、本業に向けられるリソースです。この二つをパートナー企業様に提供し続けることが、Enememoの使命だと考えています。
当社が目指しているのは、補助金申請を代行することではありません。パートナー企業様が本来の強みを最大限に発揮できるよう、補助金という手段を通じて支えることです。空調工事会社様にとっての強みは、施工技術と顧客対応力です。その強みを存分に発揮できる環境を整えることが、私たちの役割だと捉えています。
今後もEnememoは、エネルギーと補助金の両面における深い知識と実績を活かし、工事会社・施工会社の皆さまの競争力向上を支えてまいります。補助金対応にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

